ブログはいつでも、どんなテーマでも、いま自分がいる場所から始めることができるビジネスです。必要なのはわずかなサーバーへの初期投資だけ。あとは自分の文章だけで、ビジネスができるのがブログの魅力です。今すぐ誰もが挑戦できるのがブログのいいところです。
始めは趣味で始めたブログであっても、徐々に収入が稼げるようになります。またブログを続けていくと副収入を生むサイトが、さらに大きな金額を稼ぎ出す可能性もあります。さらにブログを続けていると、その先には今まで想像しなかったような驚くべき人生が待っていることがあります。
ブログを始めたことから人生が変わってしまったリッチブロガーたちに注目し、このサイトでは紹介しています。ブログで稼げるようになって、フルタイムの仕事にできたとしたらそれはすごいことです。さらにブログはあなたに新しいキャリアをもたらし、想像もしなかった世界に連れて行ってくれるかもしれません。
今日紹介するブロガーはニューヨークでは伝説となっているコスメブロガーです。ブロガーとしてスタートした彼女は、今では10億ドルの化粧品ブランドを自ら経営する、一大セレブに変身しました。では彼女の軌跡を紹介しましょう。
イントゥー・ザ・グロス by エミリー・ワイス
エミリーは若い頃からファッションに興味があり、高校生の頃にはラルフ・ローレンで二度の夏休みを通じてインターンシップをしていました。またモデルとして登場したこともあります。ニューヨーク大学に在学中は、ティーン・ヴォーグでインターンシップをしていました。
2007年にスタジオアート学科で大学を卒業すると、エミリーはW誌のファッションアシスタントとして就職、のちに現場に関われるヴォーグ誌のスタイリング・アシスタントへと転職します。
ブログをはじめる
2010年にエミリーは自らのブログを副業として始めます。そのタイトルはイントゥー・ザ・グロス。ヴォーグでの仕事はやめずに、早起きして朝の4時から8時までをブログの更新に使いました。
人気のコーナーはトップ・シェルフというコーナーで、有名人のバスルームの棚を見せてもらうというコーナーでした。この人気もあり毎月のページビューは1000万ページに達するようになりました。
ブログが大量のページビューを集めるようになると、エミリーはヴォーグをやめてブログに専念することになりました。特に大きな葛藤はなかったと言います。すでにスポンサー企業からもオファーも多数ありました。またファッションについてブログを書いて、読者と交流することが天職だと感じていたからです。
ブログの内容としては、最初の数年間は特に戦略を練ったことはないそうです。どちらかというと受動的に、読者の提案などに応じて読者に役立つ情報を提供していきました。有名人のインタビューで自宅に入る機会があった時は、自分が知りたいのだから、みんなも知りたいだろうという情報を提供するよう心がけました。
グロシエーブランドの立ち上げ
ブログが人気となったエミリーは、2013年にまずベンチャーキャピタリストから2億2千万円の投資を集めます。この資金を使って、ブログにネット商品を販売する機能を追加し、何人かのスタッフを雇いました。
エミリーはスタッフを増やしてブログを拡大することは、それほど難しくなかったと言います。それはそもそもブログはエミリーに関する内容ではなく、誰かのために情報を掲載していたからです。
ブランドのコンセプトはノーメイクのようなメイクアップ。2014年には最初のプロダクトをリリース。この成功を受けて、さらなる拡大に向けて資金を集めます。
グロシエーブランドでエミリーはさらに拡大を続けています。いまでは190百万ドル(200億円以上)の資金を調達しており、すでに2018年の売上も100億円を突破しているとのことです。グロシエーの評価額は1ビリオンドル(1000億円)を突破して、ユニコーン企業となりました。
エミリーから学べること
華々しくかつ簡単のように見えるエミリーの成功ですが、努力もありました。
まずはブログを始めたころのエミリーは朝4時からブログを更新していました。きっと忙しいヴォーグでの仕事をしながら、それでも何かを始めようと一念発起をしてブログを始めたのです。この決定は彼女の人生を一変させるきっかけとなりました。
次に、最初にグロシエーをブランドにしようとした時です。エミリーは2億円以上の資金をベンチャーキャピタルから集めたのですが、資金を得るまでに12社のベンチャーキャピタルにアイデアを持って行ったそうです。
最初の11社には断られました。一社に断られても普通の起業家なら諦めないでしょう。しかし11社に断られてもまだ諦めないエミリーの姿勢には学ぶことが多くあります。なぜなら、12社目の投資会社は投資を決めたのですから。
ブログに興味があるのなら、始めるのは今です。早朝にもできるし、どんな時間でも、どんなテーマでもできるんです。まずは一歩踏み出しましょう。
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